【ワシントン 3月20日】
アメリカ上院議会は本日、日本との戦争状態を終結させ、主権を回復させる「日本国との平和条約(サンフランシスコ平和条約)」を賛成多数で批准した。これにより、第二次世界大戦終結から6年半に及んだ連合国軍による占領体制が終焉を迎え、日本が国際社会の一員として復帰するための法的道筋が確定した。
同時に、日米両国間での安全保障条約も批准され、日本独立後の安全保障体制の枠組みも固まった。議会内では一部で対日講和の条件について議論があったものの、冷戦下の中東・アジア情勢を鑑み、日本を自由主義陣営の強固な一員として迎え入れることが最優先された。
この批准手続きの完了により、来月4月28日をもって条約が発効し、日本は正式に独立を取り戻すことになる。長く苦しい敗戦からの復興を歩んできた日本国民にとって、本日のワシントンからの報せは、名実ともに「新しい日本の誕生」を告げる希望の福音となった。占領下の制約から解き放たれ、日本が自らの足で歩み出す日は、すぐそこまで来ている。
— RekisyNews 社会面 【1952年】
