【バグラム 3月19日】
アメリカ中央軍は本日、アフガニスタン東部のシャーイコート渓谷で行われていた大規模な掃討作戦「アナコンダ作戦」が終了したと発表した。3月2日に開始されたこの作戦は、アフガニスタン紛争における史上初の本格的な地上大規模戦闘であり、潜伏していたターリバーンやアルカーイダの勢力数百人を殺害・無力化したとしている。
作戦には米軍のほか、アフガニスタン暫定政府軍、さらにはイギリスやカナダなどの特殊部隊も参加。標高3,000メートルを超える険しい山岳地帯において、潜伏するテロリストを包囲・殲滅する「アナコンダ」の名にふさわしい執拗な攻撃が展開された。米軍側もヘリコプターの撃墜などで8名の戦死者を出す激しい抵抗に遭ったが、最終的には洞窟拠点を制圧し、敵勢力の組織的な抵抗を粉砕した。
トミー・フランクス司令官は「テロリストの聖域を一つ破壊した」と成果を強調したが、幹部クラスの逃亡を許したとの見方もあり、掃討の完全性については課題も残されている。また、過酷な地形での戦闘経験は、今後の「テロとの戦い」における戦術に大きな影響を与えることが予想される。
21世紀初の本格的な山岳戦となったアナコンダ作戦の終結は、アフガニスタンにおけるテロ勢力壊滅に向けた大きな一歩となった。しかし、散り散りになった勢力がゲリラ化する懸念は依然として拭えず、中央アジアの平穏への道のりは、今なお険しい岩山のように前途多難である。
— RekisyNews 社会面 【2002年】
