【九州沖 3月19日】
九州沖航空戦において、米海軍の航空母艦「フランクリン」が、日本軍機による壊滅的な攻撃を受けた。本日午前7時過ぎ、攻撃の隙を突いて急降下した日本海軍の銀河陸上爆撃機(あるいは彗星と推測)1機が、フランクリンの飛行甲板を貫通する2発の爆弾を投下。艦内では燃料や弾薬が次々と誘爆し、一瞬にして巨大な火柱が上がる地獄絵図と化した。
爆発は艦の深部まで及び、格納庫内の航空機が次々と爆発。逃げ場を失った乗組員たちは炎と黒煙に包まれ、これまでに確認された死者は724名に上っている。一時は沈没も危ぶまれるほどの大火災となったが、乗組員たちの必死の消火活動と、随伴艦の救助作業により、かろうじて浮力を維持している。しかし、その損傷は「米海軍史上、最も深刻な損害を受けながら生き残った空母」と称されるほど無残なものである。
日本軍による本土防空戦の激しさを象徴するこの一戦は、米軍の圧倒的な物量に対しても、決死の攻撃が甚大な打撃を与えうることを証明した。しかし、その代償は双方にとってあまりに大きい。空を焦がす炎の影で、太平洋を巡る戦いは、ますます凄惨な終末へと突き進んでいる。
— RekisyNews 社会面 【1945年】
