【東京 3月15日】
本日、日本自由党と民主党の脱退派などが合流し、新たな保守政党「民主自由党(民自党)」の結党大会が挙行された。野党第一党として、現在発足したばかりの芦田均連立内閣に対抗する強力な保守勢力が一本化された。初代総裁には、日本自由党を率いてきた吉田茂氏が選出された。
今回の結党は、中道的な芦田内閣に反対する「自由主義経済」の信奉者たちが結集したものである。特に、民主党内で芦田氏の中道連立路線に反対した幣原喜重郎氏ら「同志クラブ」が合流したことで、議席数は150を超え、衆議院における圧倒的な存在感を示すこととなった。
吉田総裁は就任の挨拶で、「社会主義的政策による統制経済を排し、自由経済の再興こそが日本再建の道である」と力説。GHQによる占領統治下という困難な状況において、早期の主権回復と経済自立を目指す姿勢を鮮明にした。
政治評論家の間では、この民自党の誕生により、戦後日本の政治地図が「社会・中道勢力」対「保守勢力」という対決構図へ明確に移行したとの見方が強まっている。今後、芦田内閣の政権運営が揺らぐ中で、吉田民自党がいつ政権を奪還し、独自の国づくりを本格化させるのか。永田町の視線は、この巨大保守新党の動向に釘付けとなっている。
— RekisyNews 政治面 【1948年】
